Wednesday, October 31, 2012

バイオ合宿2012参加者レポート

大変遅くなってしまいましたが、今年(2012年)のバイオ合宿の参加者から寄せられたレポートです。

JBC シリコンバレー・バイオ合宿 2013参加者募集!

募集は締め切りました。

~次世代のバイオ分野で活躍したいあなたを応援します~

ここ数年、世の中の変化とともにバイオ・ライフサイエンスを取り巻く状況も大きく変化しています。今後も変化は続いていくでしょうし、先行き不透明な時代ではありますが、これはそんな時代だからこそのプログラムでもあります。

シリコンバレーはIT産業だけでなくバイオテック発祥の地でもあり、GenentechGileadなどを始めとして多くのバイオ企業やバイオベンチャーが集積している土地です。本プログラムは、当地で活躍している日本人研究者やビジネスパーソンたちによるセミナーや座談会、大学や企業訪問などを通して、シリコンバレーのバイオ産業、研究やビジネス環境に触れていただく機会として、33日の短期集中合宿形式で行われます。スケジュールには、シリコンバレーの中心にあるスタンフォード大学やカリフォルニア大学サンフランシスコ校の訪問、バイオ企業の見学、留学中のポスドク研究者との交流・ラボツアーなども含まれる予定です。

期間中は毎晩、上記のシリコンバレーインサイダーを囲んでの懇親会が開かれますので、参加者同士の交流と合わせて個人の旅行では決して体験できない内容になります。将来のキャリアパスなどに関しても、間違いなく有益な話ができる機会です。そして一口にバイオ分野といっても、人生にはこんな歩み方もあるんだという発見があるはずです。

参加が決定した方々には2ヶ月前からメール等による予習コースで準備していただきますので、シリコンバレーって興味はあるけど実はあまりよく知らないという方でも、万全の状態で臨んでいただけます。ただしこの案内文を必ず最後まで読んでから応募してください

参考まで、過去の参加者レポート、よくある質問と回答は以下の通りです。これらもご一読いただくことをお勧めします。


講師: すでにご快諾いただいているスピーカーの一部をこちらで紹介しています。

1. 日程 2013314日(木)-17日(日)
  • 314(木):初日
    午前中にサンフランシスコ空港(SFO)または近くのホテル集合、バイオ企業訪問、セミナー/パネルディスカッション、懇親会
  • 315(金):2日目
    バイオ企業およびスタンフォード大学訪問、セミナー/パネルディスカッション、懇親会
  • 316(土):3日目
    終日セミナー/パネルディスカッション、参加者による2分間スピーチ、打ち上げレセプション
  • 317(日):4日目
    朝、ホテルで解散(SFOまではシャトルバスあり)

宿泊先(予定): サンフランシスコ空港周辺のホテル
宿泊は原則としてツインルームでの相部屋となります。
現地まで、および現地からの移動手段および費用は各自で別途ご手配ください。

上記スケジュールは若干変更になる可能性もあります。

2. 応募資格(下記すべてを満たしていること)
  • 応募時点で18歳以上。学生の方、社会人の方、日本在住の方、それ以外の方、どなたでもこの合宿に興味のある方の参加歓迎ですが、定員は最大20名です。
  • 20139月末以降まで有効のパスポート、およびアメリカで広く使用可能なクレジットカード(Visaまたは MasterCard)をお持ちの方。応募時点でパスポートがない、有効期限が足りない、または失効している場合は、選考通過後速やかに更新/申請すること。クレジットカードがない場合は年内に必ず作成すること。
  • 20131月中旬から約2ヶ月間、メールその他を利用して参加者同士の自己紹介、参加者のプロフィール集作成、訪問先、パネリストおよびセミナー講師についての予習その他について時間を割き、きちんとレスポンスできる方。また合宿終了後、各セッションについてのレポート(感想文)を必ず提出いただける方。単なるお客さんではなく、共に合宿を作り上げる当事者意識で参加いただける方。

3. 参加費
社会人(含ポスドク)750 USドル、学生(学部、大学院)600 USドル
  • 期間中の宿泊費、会議室費用、貸切バス費用、初日および2日目のランチ以外のすべての食費、懇親会費用、チップを含みます。 宿泊は原則1部屋2名です。
  • 現地までの航空券等は各自でご手配ください。
  • 支払い方法はクレジットカードのみとさせていただきます。円建ての場合、支払い当日の為替レートにより実際の金額は若干変動します。

4.申し込み方法
下記リンクもしくはこちらの申し込みフォームに必要事項を記入し、フォーム内に「応募理由および自分が他の参加メンバーに対してどのような貢献ができるか」を1,000字以内のエッセイとして記入し、送信してください。文中に各種の記号、旧字体の漢字、太字、下線、イタリックなどは使わないでください。本エッセイは、選考を通過した参加者間でもシェアしますので、その前提で書いてください。
* 1,000字を超えたエッセイは無効とし受理しませんので、ご注意下さい

5.応募締め切り
日本時間20121210日(月) 24 (フォームの送信には多少時間がかかる場合もありますので、余裕を持って応募ください)
6.選考方法
いただいたエッセイをもとに、JBC内の選考委員会により選考通過者が決定されます。
7.選考結果通知
選考結果は申し込みいただいた方すべてに、1221日(金)までに電子メールにて連絡いたします。選考通過者には、別途参加費支払い方法をお知らせします。
8.参加決定
選考通過者は日本時間201319日(水)までに参加費用の振込みを完了していただき、それをもって参加決定となります。期限までに参加費が支払われなかった場合には、その時点で選考通過が無効となり次点の候補者が繰り上げになります。参加者には、準備に必要な事項を順次お知らせします。
9.免責条項
JBCの非営利法人としての性格上、合宿参加者の安全・健康につきましては参加者ご自身の責任とさせていただきます。従って、参加者は18歳以上で、各自の良識・責任において行動できる方に限らせて頂きます。応募される方は必ずこちらの免責条項をお読みいただく必要があります。応募された時点でこれらの事項に同意いただいたものとし、現地集合時に署名していただきます。また参加者各自がバイオ合宿中の予期せぬ事故や病気に対処するために、適当と思われる金額・条件の海外旅行傷害保険に、出発前に必ず加入して下さい。
10.キャンセルについて
代金振込以降に参加をキャンセルされた場合、合宿終了後、残金に余裕があった場合のみ返金を検討します。営利目的のプログラムではないので、残金があれば返金しますが、本合宿の参加費用は実費のみに基づいて算出されており、運営のすべてがボランティアベースで行われていることをご理解ください。
11.問い合わせ
本合宿またはJBCに関するご質問は、こちらのフォームからお送りください。

12JBCについて
Japan Bio CommunityJBC)は、サンフランシスコ・ベイエリアを中心に、バイオ分野で働く人のボーダーレスコミュニティを目指して様々な活動をしている米国歳入庁(IRS)登録の非営利団体です。本合宿のパネリスト、セミナー講師、および運営スタッフ等はすべてボランティアでご協力いただいています。詳しくはこちらをご覧下さい。
皆様からのご応募をお待ちしています。本ページは、興味のありそうな方々にどんどん紹介してください。
JBCオーガナイザ一同

Monday, September 24, 2012

第5回JBCワイナリーツアー

1014日(日)開催の第5回ワイナリーツアーの御案内です。今回の目的地の一つであるParadise Ridge Winery (Santa Rosa) 、カリフォルニアのワイン王と呼ばれた薩摩藩出身の長澤鼎1900年代初頭に始めたワイナリーに端を発し、当時の資料が今もNagasawa Exhibit として一般公開されています。日本人バイオ先駆者に思いを馳せながら、ワインを奏でる機会です。今回はParadise Ridge Wineryの他に、下記のある二つのワイナリーを巡る予定にしています。普段は運転手で充分にワインを楽しめない方も、このツアーでは運転を気にすることなく試飲をしていただけます。


日時:1014日(日)。午前9時出発、午後6時解散。
集合・解散場所:フォスターシティ。要望があれば、サンフランシスコ市内で第二の集合・解散場所を設定します。

ツアー内容:午前中はParadise Ridge Winery。昼食はソノマ市内で自由行動。午後に 
Benziger Family Winery  Domaine Carneros Winery を訪問予定。


費用:一人50ドル。昼食費と各ワイナリーでの試飲料は各自負担。


募集人数:20人。



募集要項:928日(金)正午(カリフォルニア時間)を第一次締め切りとします。申し込みはこちらから。あるいは http://www.emailmeform.com/builder/form/TAeF6fgRhl35n から。





締め切り時に申し込みが20人を超えている場合には、抽選で参加者を決定します。参加者が20人に達していない場合には、申し込み受付を続け、先着順で参加者を決定します。なお、928日(金)正午時点で申し込みが少ない場合には、ワイナリーツアーをキャンセルする可能性もあることをご了承下さい。
第5回JBCフィールドトリップ担当 鶴下直也

Wednesday, September 5, 2012

JBCフォーラム:日―米医療保険比較

JBC医療トーク: “Comparison of Health Care Reform in the United States and Japan ”
 
今回はUC Davis校にて医療経済学をご専門とする兪 炳匡(ゆう へいきょう)教授より、オバマケアが与える米国ヘルスケアの将来事情と日本における医療制度の今後を専門家の立場から比較、説明していただきます。

日時 914日(金曜日)午後5時開場、講演515分開始

場所 Stanford University, James H. Clark Center, S360:(外の廊下から見えます。Peet's Coffee の奥のドアから入室してください。)

     講演後、Palo AltoPizza My Heart懇親会があります;220 University Ave, Palo Alto

マップ: この地図の”C”の建物がJames H. Clark Centerです;http://med.stanford.edu/maps/som_directions_map.pdf

参加費:10(当日集めます)


*必須です!9月12日までにご登録ください(以下注意参照)

注意事項No1: このたびはスタンフォードにて行います。入室は午後6時以降できませんのでご注意ください。

注意事項No2キャンパスでの駐車は午後4時以降無料となります。また、制限のついたパーキングサイトにも駐車可能となります。ただし、24HRs,7Daysのサインがあるところは駐車禁止ですのでご注意ください。

注意事項No3: スタンフォードキャンパスには沢山の建物がありますので、キャンパスを良くご存じない方は十分時間の余裕を持って会場にいらしてください。

 
★フォーラム内容★

今年7月にアメリカではオバマケア、ObamaCareが合法であるのか最高裁判所で争われました。この判決は1965年のメディケア&メディケイド導入以来、最も大きなヘルスケアレギュレーションの変革となります。それでは、一体このオバマケアとはいかなるもので、どのようにアメリカ医療制度が変化していくのでしょうか。

一方、昨年2011年は日本の国民皆保険制度制定50周年を迎えました。戦後制定された当国民皆保険制度制定は世界の国々よりそのクオリティの高さで評価され、2011年にはLancetにて、国に特化された特集としては当誌始めての、日本医療保険制度の特集が組まれました。老齢化が進む日本社会においては世界に誇るこの制度の行方はどうなるのでしょうか。

今回は兪 炳匡教授に、今後の日ー米両国におけるヘルスケア制度の行方を医療経済学、国際比較、およびパブリックポリシー構築の点からお話していただきます。
 
スピカー兪 炳匡教授, Associate Professor, M.D.,Ph.D., Department of Public Health, University of California Davis

モデレーター:橋本 千香



兪 炳匡教授経歴:

北海道大学医学部卒

国立大阪病院にて臨床研修
ハーバード大学にて修士号(医療政策・管理学)取得

ジョンズ・ホプキンス大学にて博士号(PhD, 医療経済学)取得

スタンフォード大学医療政策センター研究員

米国厚生省疾病・管理予防センター(CDC)エコノミスト

現職;Associate Professor, M.D.,Ph.D., Department of Public Health, University of California Davis