Friday, November 28, 2008

第44回JBCフォーラム「世界遺産保存現場における地球環境問題」 & 忘年会

第44回のJBCフォーラムは通常のライフサイエンスとは趣を変えて、今特に関心の高い地球環境問題を取り上げます。

スピーカーに大阪大学SFセンター長 谷本親伯先生をお迎えして、
「スフィンクスの首はなぜ落ちるのか?」
など私たちの普段見えないところで起こる地球環境問題に関して、谷本先生が長年行ってこられた世界遺産の文化財保存に関する研究を紹介しながらお話しいただく予定です。
しかも、今回のセミナー内容については近々、日本テレビの番組においても放映されるとのことです。谷本先生にはエジプト・カイロへの番組取材からの帰国後すぐにJBCフォーラムで話していただきます。

また、今回のJBCフォーラムは今年最後ですので、忘年会もセミナーと同時に開催いたします。
忘年会には近鉄インターナショナル様のサポートをいただいております。この場をお借りして御礼申し上げます。その他にも差し入れ(特に飲み物)大歓迎です。****までご連絡いただけると助かります。
みなさま奮ってご参加ください!


日時:12月15日(月)18:00開場 18:30開始
今回は通常のJBCフォーラムとは異なり、月曜日に行われます。ご注意ください。
進行:
18:00開場、ネットワーキング
18:30-20:30セミナー、Q&A
セミナー場所: Morrison & Foerster LLP Palo Alto office, conference room
参加費: $10



タイトル:「世界遺産保存現場における地球環境問題ーエジプト・スフィンクスと中国・敦煌莫高窟」
演者:谷本親伯
京都大学地盤工学博士、UC Berkeley土木工学科客員研究員、京都大学工学部助教授を経て大阪大学工学研究科教授。国際岩の力学学会・石造遺跡保存国際委員会委員長も務め、現在は大阪大学名誉教授、大阪大学サンフランシスコセンター長、敦煌研究院特別研究員。

要旨:
1995~2007年の間、国際岩石力学会石造遺跡保存国際委員会委員長を務めました。その間、敦煌研究院、中国政府、大阪大学との合意の下、1999年から年2~3回のペースで中国敦煌を訪れ、500もの洞窟にある壁画の保存に関して研究を行いました。8~9年に及ぶ莫大な地質学的調査のデータベース(15分おきの気温、湿度、水分含量、放熱量、気圧、風速など)を構築し、中国、大阪大学、ゲッティ保存研究所、ロンドン大学でこれらデータの解析を行いました。
今回は石造文化財保存問題に関して私が中国敦煌莫高窟およびエジプトの王家の谷で得た研究成果などを中心にお話いたします。


第44回JBCフォーラム担当:松村隆司

Sunday, November 9, 2008

JBCシリコンバレー・バイオ合宿FAQs

よくある質問(FAQs)

1. シリコンバレーって?
2. どういう人が参加すべき?
3. 年齢制限はあるの?
4. どんな内容?
5. 英語は必要?
6. どんな人たちに会えるの?
7. 前乗り、後乗りは可能?
8. 参加するとどんなメリットがあるの?


1. シリコンバレーって?

アメリカ西海岸、カリフォルニア州北部にサンフランシスコがあります。その南に広がるサンフランシスコ湾を囲むエリア(サンフランシスコ・ベイエリア)のうち、南西部一帯がシリコンバレーと呼ばれる地域になります。ただし地図上にシリコンバレーという郡や市や町があるわけではなく、何となくそのあたり一帯を指す言葉なのです。
古くはスタンフォード大学からヒューレット・パッカードという会社が生まれ、1950年代以降、トランジスタなどの半導体を研究するショックレー研究所からフェアチャイルドやインテル(半導体の主な材料がシリコンなのでその名がついたわけです)、その後はアップル、オラクル、シスコ、ヤフー、グーグルといった数々のハードおよびソフト両面のIT産業が、最初は小さなスタートアップから大企業に成長し大成功を収め、その結果彼らがシリコンバレーの名を全世界に知らしめることになります。このような起業精神・サクセスストーリーがふんだんにある土地がシリコンバレーなのです。
ところが実は、シリコンバレーにあるのはIT産業だけではありません。スタンフォード大学とカリフォルニア大学サンフランシスコ校およびバークレー校はライフサイエンス分野においても世界のトップレベルにあり、それらからの研究成果のひとつである遺伝子組み換え技術を基盤として、世界で初めての本格的なバイオテックであるGenentechという会社が1976年にこの地域で生まれました。以降、Chiron社(現Novartis)やGilead社などを始めとする製薬企業、それ以外にも医療機器、バイオ燃料、研究試薬、最先端医療・・・様々な形態のバイオテックが続々と生まれ、現在でも世界最大のバイオベンチャー集積エリアになっています。

ちなみに日本語でいうバイオベンチャーは、英語では通常biotech(バイオテック)と呼びますので、この合宿でもバイオテックという言葉を主に使います。

2. どういう人が参加すべき?
  • 現在日本の大学または大学院に在学中で、バイオ、ライフサイエンスに興味があり、将来そういった分野で働こうと思っている学生
  • 学生か社会人かに関わらず、いつか海外で働いてみたいと思っている人 
  • 今までは日本を出ることなど考えていなかったけれど、実は興味はあるという人
  • すでに海外にいるけれど、シリコンバレーのバイオ事情に強い興味がある人
  • 理由は何であれ自分はこのツアーに参加すべきだと思う人
  • 1月中旬から約2ヶ月間、メールその他を利用して参加者同士およびJBC担当者の自己紹介、参加者のプロフィール集作成、訪問先、パネリスト、およびセミナー講師についての予習その他について時間を割き、きちんとレスポンスできる方。またツアー終了後、各セッションについてのレポート(感想)を必ず提出できる方。単なるツアー客ではなく、共にツアーを作り上げる当事者意識で参加いただける方。
3. 年齢制限はあるの?
18歳以上。

4. どんな内容?
シリコンバレーのバイオ企業およびアカデミアにいる日本人インサイダーと会い、(1)インタラクティブなセミナーや座談会を通じて交流し生の情報を得る、(2)スタンフォード大学および企業訪問・見学、(3)懇親会が3本の柱です。暫定的ですが、日程としてはだいたい以下のようになります。過去に行われたJTPAシリコンバレーツアーをご存知の方は、それのバイオ版と思っていただければいいかも知れません。
  • 初日
    午前中にサンフランシスコ空港または周辺に集合、UCSF、バイオ企業訪問、セミナー、パネルディスカッション、懇親会
  • 2日目
    バイオ企業およびスタンフォード大学訪問、セミナー、パネルディスカッション、懇親会
  • 3日目
    終日セミナー/パネルディスカッション、参加者による2分間スピーチ、打ち上げレセプション
  • 4日目
    朝、ホテルで解散

5. 英語力は必要?
会場のホテルまで自力で来るだけの英語力、つまりひとりで海外旅行ができるだけの英語力があれば十分です。ほとんどのセッションは日本語で行われます。英語のセッションも予定していますが、JBCの担当者が常にアテンドしています。

6. どんな人たちに会えるの?
  • シリコンバレーのバイオテックで働く日本人研究者
  • シリコンバレーでバイオテック起業経験のある日本人 
  • シリコンバレーのバイオテックで大成功を収めた日本人
  • スタンフォード大学やカリフォルニア大学のバイオ系研究者、ポスドク
  • 日本企業からの派遣、駐在で来ている日本人
  • JBCのオーガナイザー
7. 前乗り、後乗りは可能?
現地集合、現地解散ですので、ツアー開始日より前にシリコンバレー入りしたり、終わった後も引き続き滞在することは可能です。ただしJBCとしては、ツアー期間以外のことについては、アドバイスはしますが原則として関知しませんので、各自の責任でお願いします。スケジュールの詳細についての最終版は開始1ヶ月前に確定する予定です。本ツアー前後の面会、訪問等のアポイントメント等はその点を考慮してご準備ください。ツアーの途中参加・退出は不可とします。

8. 参加するとどんなメリットがあるの?
事前の想像以上に多くのことが得られると思いますが、大きく分けて2つのメリットがあります。
  • アメリカのバイオを知る - 実際のシリコンバレーを体験し、通常の旅行などでは会うことのない、現地で実際に活躍している日本人インサイダーと交流できること、そこから生の情報が得られること、またそれにより新しいネットワークができること、現地のバイオテックを訪問、見学できること。
  • 参加者同士のネットワークができる - 本ツアー参加者は、様々な地域から「バイオ」および「シリコンバレー」というキーワードで集まるメンバーです。期間中ずっと、他の参加者と寝食を共にしますので、上記以外に参加者同士でのネットワーキングも深まります。これはみなさんにとって今後とても大きな財産になるはずです。

その他、質問、お問い合わせは下記フォームにて受け付けております。

JBCシリコンバレー・バイオツアー募集開始

JBC Silicon Valley Bio Tour (SV Bio Tour) 2009
~ 次世代のバイオ分野で活躍したいあなたを応援するために ~

JBCシリコンバレー・バイオツアーの募集を開始します。

シリコンバレーはバイオテック発祥の地であり、GenentechやGileadなどを始めとして、世界中で最も多くのバイオ企業やベンチャーが集積している土地です。そんな中で実際に活躍している日本人研究者やビジネスパーソンたちと、インタラクティブなセミナーや座談会形式で直接会って話をすることができます。またシリコンバレーの中心にあるスタンフォード大学やバイオ企業の見学、留学中のポスドクなどとの交流・ラボツアーなども含まれる予定です。夜には上記のシリコンバレーインサイダーを囲みながら、参加者同士の懇親会も用意されます。
現在日本にいるけれどいつか海外に出てみたいという人にとっては何よりも有益な現場の生の情報が得られますし、バイオ分野の中でも人生にはこんな選択肢もあるんだということが実感できるはずです。参加が決定した方々には2ヶ月前から予習コースを用意しますので、アメリカのバイオに興味はあるけど実はあまりよく知らないという方でも、万全の準備で臨んでいただけます。シリコンバレーのバイオ分野で働く人たちと直接交流し、内情を知るという点でこれ以上のものはない、そういうツアーになるはずです。
より詳しい内容やよくある質問などについては、こちらのリンクをご覧下さい(PDF形式はこちら)。

1.日程: 2009年3月12日(木)-15日(日)
サンフランシスコ空港近くのホテルに現地集合、現地解散となります。
現地まで、および現地からの移動手段および費用は各自で別途ご手配ください。
宿泊はすべてツインルームで相部屋となります。
  • 3月12日(木):初日
    午前中にホテル集合、バイオ企業訪問、セミナー、パネルディスカッション、懇親会
  • 3月13日(金):2日目
    バイオ企業およびスタンフォード大学訪問、セミナー、パネルディスカッション、懇親会
  • 3月14日(土):3日目
    終日パネルディスカッション、参加者による成果発表会、打ち上げレセプション
  • 3月15日(日):4日目
    朝、ホテルで解散
2.参加費: 625 USドル。
  • 期間中の宿泊費、会議室費用、貸切バス費用、初日および2日目のランチ以外のすべての食費、懇親会費用、チップを含みます。
  • 現地までの航空券等は各自でご手配ください。
  • 支払い方法はクレジットカードのみとさせていただきます。円建ての場合、支払い当日の為替レートにより実際の金額は若干変動します。
3.応募資格
  • 学生の方、社会人の方、日本在住の方、それ以外の方、どなたでもこのツアーに興味のある方の参加大歓迎(18歳以上)ですが、定員は最大20名です。
  • 2009年9月末まで有効のパスポート、アメリカで使用可能なクレジットカード(Visa, MasterCard, American Express等)をお持ちの方。
  • 2009年1月中旬から約2ヶ月間、メールその他を利用して参加者同士およびJBC担当者の自己紹介、参加者のプロフィール集作成、訪問先、パネリスト、およびセミナー講師についての予習その他について時間を割き、きちんとレスポンスできる人。またツアー終了後、各セッションについてのレポート(感想)を必ず提出できる人。
4.申し込み方法
こちらの申し込みフォームをダウンロード(ワード形式・右クリックしてファイルに保存)し、必要事項に加え、「応募理由および自分が他の参加メンバーに対してどのような貢献ができるか」を1,000字以内のエッセイとして記入の上、件名を「JBCTOUR2009」とし***** 宛てにお送りください。

5.応募締め切り
日本時間2008年12月10日(水)正午。

6.選考方法
いただいたエッセイをもとに、JBC内の選考委員会により決定されます。

7.当選結果通知
選考結果は申し込みいただいた方に12月24日までに、電子メールにて連絡します。当選者には、別途参加費支払い方法をお知らせします。

8.参加決定
当選者は2009年1月10日までに参加費用の振込みを完了していただき、それをもって参加決定となります。支払期限に間に合わなかった場合には、当選が無条件で無効になり次点の候補者が繰り上げ当選になります。参加者には、準備に必要な事項を順次お知らせします。

9.免責条項
JBCの非営利法人としての性格上、ツアー参加者の安全・健康につきましては参加者ご自身の責任とさせていただきます。従って、参加者は18歳以上で、各自の良識・責任において行動できる方に限らせて頂きます。応募される方は必ずこちら(PDF形式)の免責条項をお読みいただく必要があります。応募された時点でこれらの事項に同意いただいたものとし、現地集合時に署名していただきます。また参加者各自が適当と思われる金額・条件の海外旅行傷害保険に、出発前に必ず加入して下さい。

10.キャンセルについて
代金振込以降のキャンセルは、日本時間2009年2月10日正午までにお申し出いただいた場合は支払済の費用に充当するため、$100を差し引いた金額を払い戻し致します。それ以降にキャンセルされた場合、払い戻しは一切致しません。 

11.問い合わせ
本ツアーに関する質問は、件名を「Question」として****** までメールをお送りください。

12.JBCについて
Japan Bio Community(JBC)は、サンフランシスコベイエリアを中心に、バイオ分野で働く人のボーダーレスコミュニティを目指して様々な活動をしている米国IRS登録の非営利団体です。本ツアーのパネリストおよびセミナー講師等はすべてボランティアでご協力いただいています。詳しくはAbout Usをご覧下さい。

皆様からの応募をお待ちしています。本ページは、興味のありそうな方々にどんどんご案内ください。

JBCオーガナイザ−一同

Saturday, November 8, 2008

Silicon Valley (SV) Bio Tour 2009

~Explore your possibilities~

Japan Bio Community (JBC) is pleased to announce that we will host the Silicon Valley (SV) Bio Tour 2009 from March 12th to March 15th, 2009.

JBC is a non-profit organization [501 (c) (6)] dedicated to providing information and interaction to professionals who work in the US biotechnology, biopharmaceutical and healthcare industries (the “bio industry”). Within the Silicon Valley, the bio industry is currently the second largest industry. While there has been a tremendous relationship between the US and Japan in science and commerce, many Japanese are still unfamiliar with the bio industry and entrepreneurship. In response to growing interest surrounding these areas, JBC hosts monthly meetings that provide information and insight to its attendees. All meetings are open to the general public. JBC was founded in 2002 and there are currently more than 800 registered members across the world.

In this tour, JBC will be organizing six seminars and three panel discussions. The goal of these events will be for participants to obtain a greater understanding on a wide variety of scientific and business topics within the US bio industry and academic fields. All speakers and panelists reside in the Silicon Valley and are well established and highly respected individuals. The JBC SV Bio Tour Selection Committee will select participants from a pool of candidates who are about to graduate, have recently graduated, or are early-career professionals. Candidates must submit an essay along with their application in order to be considered.  The SV Bio Tour participants are expected to be engaging and also willing to proactively participate during the tour and its pre- and post-tour activities.

We look forwarding to meeting you on this exciting tour.

JBC Organizers

Wednesday, October 8, 2008

バイオ・シリコンバレーツアーのお知らせ

JBCメンバー!

Japan Bio Community (JBC)では2009年3月に、3泊4日程度の日程で第1回バイオ・シリコンバレーツアーを計画しています。シリコンバレーはIT産業だけでなく、バイオテック発祥の地でもあり、GenentechやGileadなどを始めとして、世界中で最も多くのバイオ企業やベンチャーが集積している土地です。そんな中で実際に活躍している日本人研究者やビジネスパーソンたちと、インタラクティブなセミナーや座談会形式で直接会って話をすることができます。またシリコンバレーの中心にあるスタンフォード大学やバイオ企業の見学、留学中のポスドクなどとの交流・ラボツアーなども含まれる予定です。夜には上記のシリコンバレーインサイダーを囲みながら、参加者同士の懇親会も用意されます。

現在日本にいるけれどいつか海外に出てみたいという人にとっては何よりも有益な現場の生の情報が得られますし、バイオ業界の中でも人生にはこんな選択肢もあるんだということが実感できるはずです。参加が決定した方々には2ヶ月前から予習コースを用意しますので、シリコンバレーって興味はあるけど実はあまりよく知らないという方でも、万全の準備で臨んでいただけます。シリコンバレーのバイオ業界で働く人たちと直接交流し、内情を知るという点でこれ以上のものはない、そういうツアーになるはずです。

費用や詳しい日程、申し込み方法などの詳細については11月中旬に本websiteであらためてご案内する予定です。航空運賃等も高騰している折ですので、多少の心の準備と金銭的備え(?)をいただくために取り急ぎ今回ご案内します。本項を興味のありそうな方にどんどんご転送ください。新たにML配信ご希望の方は、http://j-bio.org/labels/Join%20JBC.html からご登録いただけます。学生の方、社会人の方、日本在住の方、それ以外の方、どなたでもこのツアーに興味のある方のご参加大歓迎ですが、定員は最大20名程度となる予定です。

※ 知人等から転送されて本項を読まれた方へ:
Japan Bio Community (JBC: http://j-bio.org/)は米国IRS登録の非営利団体(NPO)であること、および運営はすべてボランティアによって行われていることをご承知おき下さい。

JBCオーガナイザ−一同

Monday, September 1, 2008

第2回JBCフィールドトリップ Winery Tour!

JBCメンバー、

お待たせいたしました。9月28日開催の第二回ワイナリーツアーの御案内です。世界有数のワイン産地であるナパバレーやソノマバレーでは、葡萄の収穫時期が近づいています。今年の夏は涼しい日が続きましたが、葡萄の生育にはどのような影響を及ぼしたのでしょうか。2008年がワインの当たり年になるのかどうか、気になるところです。北カリフォルニアでのワイン作りは、その歴史は短いものの、今では世界的に高い評価を得ています。ナパバレーやソノマバレーが葡萄の生育に適した環境であったことも重要な因子ですが、カリフォルニア大学デービス校ワイン学部(正確には Department of Viticulture and Enology)における長年の研究活動を忘れることはできません。バイオ、バイオと騒がれるずっと以前から、醗酵、品種改良、害虫対策などの分野でワイン作りを支えてきました。医薬品、検査薬、医療機器だけがバイオではありません。長年の歴史を持つ醸造学もバイオ産業の重要な要素であり、今も興味深い研究テーマを提供し続けています。バイオの世界は広い。皆さん、収穫の秋にワインを味わいながら、バイオを大いに語りましょう。

能書きはこれぐらいにして、目的はおいしいワインを楽しく味わうことです。今回も近鉄インターナショナル社の多大なご支援により、ワイナリー巡りバスツアーを計画することができました。普段は運転手で充分にワインを楽しめない方も、今回は運転を気にすることなく試飲をしていただけます。今回は日曜日のフォーラム開催となり、家族連れも歓迎します。

日時:9月28日(日)。8時半出発、5時半解散。

集合および解散場所:フォスターシティ(詳細は後ほど)。サンフランシスコあるいはバークレーでもピックアップ場所を設ける予定です。

ツアー内容:午前中は知る人ぞ知る Artesa Winery へ直行。日本人ワインメーカーの中村倫久さんに、ワイナリーの歴史とワインメイキングの説明をしていただき、その後テイスティングルームに入り、各ワインの味の説明をしていただきます。昼食はソノマ市内で自由行動。昼食後は、これも知る人ぞ知るソノマバレーのChateau St. Jean Wineryを訪問し、さらにその近辺のワイナリー(未定)を訪問した後に帰路につきます。

費用:一人30ドル。バス代およびArtesa Winery でのツアーと試飲料を含む。昼食費および他のワイナリーでの試飲料は個人持ちです。中学生以下の子供は10ドル。座席の必要のない幼児は無料。

第2回JBCフィールドトリップ担当 鶴下直也

Friday, July 18, 2008

JBCメンバー!

2008年JBC夏のBBQ大会は多数のご参加をいただき終了いたしました。
次回フォーラムを乞うご期待!以下、開催時の案内文です。
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お待たせいたしました。先日予告させていただいた2008年JBC夏のBBQ大会のお知らせです。

JBCは創設から今年で6年になりました。皆様のおかげでメンバーも拡大しつつ、派手さはないもののコンスタントな活動が続いてきています。過去2回、番外編として夏にBBQ大会を行いましたが、おかげさまでこちらも大変好評で、昨年はなんと100名を超えるご参加をいただきました。そこで今年もオーガナイザー一同で新しいメニュー、楽しい企画を用意して行うこととしました。そのほんの一端をご紹介すると・・・

・ 行列ができる焼き鳥店「Hiroko」からの特製「焼き鳥&手羽塩」
・ かつて大阪のたこ焼き店で修行を積んだDr. Tによる「たこ焼き」
・ 新オーガナイザーM氏特注の鉄板で踊る「焼そば&お好み焼き」
・ ベイエリア初登場か?五平餅!
・ G社 President企画: すいか割り&パン食い競争!

などなど、BBQというよりほとんどお祭り会場です。ご家族連れもお一人様もお二人様も日本人もそれ以外の方もみんな大歓迎です。お誘いあわせてどうぞ。

また今回、近鉄インターナショナル様より多大なサポートをいただいています。この場をお借りしてお礼申し上げます。他にも差し入れ大歓迎です(特にサラダや前菜系)。準備の都合上事前にご連絡いただけると大変助かります。また日陰がやや少ないので、テント、パラソル、折りたたみイス等適宜ご持参ください。

日時: 7月20日(日) 正午より(終了は成り行き)
場所: Mitchell Park
600 East Meadow Ave, Palo Alto, CA
Redwood Group Area (昨年と違いかなり奥の方です、下記リンク参照)    

参加費: 高校生以上ひとり$10(当日集めます)

JBCオーガナイザー一同

Friday, May 30, 2008

About Us_English

About Japan Bio Community

Japan Bio Community (JBC) is a non-profit organization [IRC 501(c) (6)] that provides a network for Japanese professionals who work in the US biotechnology, biopharmaceutical and healthcare industries. JBC holds regular monthly meetings in the Silicon Valley and provides the latest information on a wide variety of topics in the areas of bioscience, bio-business and the high-tech industry. These forums are well attended by local professionals and researchers from prestigious universities such as Stanford, UC Berkeley and UCSF, as well as those from East Coast and Japan.

***

JBC promotes the advancement of science and business by organizing and hosting regular monthly meetings with invited speakers on a wide variety of scientific and business topics within the biotechnology industry. These meetings are usually held at Morrison & Foerster LLP (755 Page Mill Road, Palo Alto, CA 94304-1018) and are open to the general public. Topics from the past meetings include: state-of-art technologies and science in the biopharmaceutical industry, social and legal practices in the US, agricultural and environmental issues. Meetings addressing practical topics such as “how to prepare resume” and “effective interviews” have also been organized for the benefit of students and young researchers in search of jobs in bioscience and related field.

While there have been tremendous interactions between US and Japan in science and commerce, many Japanese are still unfamiliar with the US biotechnology industry and culture and vice versa. JBC helps to bridge the differences and expand mutual understandings between the two cultures by hosting an annual meeting to a wide ranging captive audience. During BIO2004 (International Meeting for the Biotechnology Industry, held at Hotel Nikko in San Francisco June 2004), JBC hosted a meeting titled “US & Japan Biotech World: Different? Similar?” in conjunction with Japan External Trade Organization (JETRO). Invited panelists provided insight into differences and similarities between working in the American and Japanese healthcare-related companies. The meeting was a great success with over 250 attendees from both US and Japan.

Management Team 

President: Chika Hashimoto
Treasurer: Tsutomu Akama
Secretary: Hiroko Tanaka

Thursday, May 8, 2008

第43回 JBCフォーラム「ポスドクキャリアパネル&座談会」(5/30)

バイオ業界の動向として、例えば近年アメリカの製薬業界はアウトソーシングの流れが年々加速し、中国を中心にCRO (Contract Research Organization) が急成長しています。大手製薬企業の整理、統合や研究所の閉鎖などが続く中、ファカルティとして大学に残る以外の道を模索するするバイオ系ポスドクのキャリアプラニングは、日本とはまた違った形で重要な問題になってきています。
今回は、そのような状況下にありながら最近見事に新しいポジションを獲得された、2名の元ポスドクの方をお招きしてパネルディスカッションを行い、それに引き続いて全員参加の座談会にしたいと思います。
ポスドクに限らず現役の学生、大学院生のみなさん、あるいはそこを乗り越えたばかりの方々、ずっと前に乗り越えられた(大)先輩の方々他多数ご参加いただき、質問やコメント、体験談などをぜひとも提供していただきたいと思います。よろしくお願いします!

日時: 2008年 5月 30日(金) 6:00 pm 開場  6:30 pm 開始
場所: Morrison & Foerster LLP, conference room (enter from the main lobby)
(MoFoはPalo Alto Squareの一番奥の駐車場の横になります。初めての方はお出かけ前に必ず場所をご確認下さい。)

パネリスト

たかお氏
早稲田大学卒業後、Univ. Aberdeen, UKにてPh.D.。SR Noble Foundation, Ardmore, OK., Roche Molecular Systems, Alameda, CAでのポスドク、UCバークレーでのAssociate Specialistを経て、今年からUSDA Agricultural Research Service, Crop Pathology/Genetics Research UnitにてMolecular Geneticist at Department of Plant Pathology, UC Davis。

園田純(そのだじゅん)氏
東京大学卒業後、DukeにてPh.D。La JollaのSalk研究所にてポスドク後、昨年よりGenentechにてScientist, Dept of Molecular Biology

参加費: $10 (軽食代含む)
参加登録:下記リンク先のフォームよりお申し込み下さい。

第43回 JBC フォーラム担当: 赤間 勉

Monday, April 28, 2008

シンガポールで再生医療に従事する博士研究員を募集しています

シンガポールでのポスドク募集の情報です。
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ES細胞を用いた基礎および応用研究に従事する博士研究員を募集いたします。特に、ヒトES細胞の経験を有する方を再優先に採用したいと考えております。ポスドクというポジションを単にポスト目当てでなく、PIになるためのトレーニングとして意欲的に取り組む意志のある方からの連絡(takahiro.nakano@imb.a-star.edu.sg)をお待ちしております。大学院時代の研究分野は問いませんが、その分野に通じた少なくとも一つの仕事をなし得た方を歓迎します。

研究内容
1) トランスジェニック動物を用いた新規Cell type特異的エンハンサーの同定 2)同定したエンハンサーを用いたヒトES細胞レポーターラインの樹立、3)ES細胞分化条件の最適化
応募資格 博士号取得者、要英語力
勤務地 シンガポール
Singapore Stem Cell Consortium (SSCC)
Institute of Medical Biology (IMB)
待遇 本人の能力・実績および大学の規定により決定
着任時期 随時(基本的に、契約は3年毎の更新)
選考方法 書類選考および面接
提出書類
・履歴書(英文)
・研究業績
・これまでの研究内容および研究の抱負(志望動機を含めてお願いします)
・ 照会者連絡先(3名)
上記書類を下記までE-mailで送付してください。
締め切り 適任者が決まり次第
連絡先 中野峰弘 (Takahiro Nakano)
Email: takahiro.nakano@imb.a-star.edu.sg
Address: Institute of Medical Biology
8A Biomedical Grove
#06-06 Immunos
Singapore 138648

Tuesday, April 8, 2008

第3回 JBC フォーラム in Berkeley/ビザ・グリーンカードが欲しい!

盛況のうちに終了いたしました。以下は開催時の案内文です。

2008年のJBCのバークレー出張フォーラムは、学生・ポスドク・研究員を対象とした就労ビザ・グリーンカード獲得作戦です。ビザやグリーンカードはアメリカで生きるには必ず必要なものだとわかっているけど、どうやって申請したらいいのか良くわからない?ある程度知っているけど、年々改定される法律についていけない!これらの疑問に日本語で質問して答えの得られる、またと無いチャンスです。以前にもJBCで話しをしていただき好評だった移民法専門弁護士の冨田有吾氏がロサンゼルスからバークレーまで出張してくださいます。最新の法律と実情も完全フォーローアップ。冨田氏の弁護士事務所については、以下のURLを参照ください。
フォーラムでは、グリーンカード申請の実例を交えて話し合いを展開しますので、お楽しみに。

なお今回はカリフォルニア大学バークレー校での開催です。お間違えのないように。

日時: 5月26日(月曜日、メモリアルデー)、午前11時から午後2時まで
場所: Koshland Hall, Room#338, UC Berkeley
Parkingは大学の駐車場か近辺のParking Meterをご利用ください。
参加費: $10(昼食代含む)

担当: 山本大地、亀井綾子、小川のぶお、春日たかお、鶴下直也

Tuesday, March 11, 2008

第42回 JBC フォーラムの御案内

このフォーラムでは食品バイオをテーマとし、新年会で「イチゴとコーンは食べると危ない」との謎の言葉を残した須澤美幸さんをスピーカーに招いて、その謎明かしをしていただきます。環境ホルモンや内分泌撹乱物質と女性疾患の関わりについてのお話を伺うとともに、キャリアトーク的な側面も加え、須澤さんの研究者としてのキャリアに対して思うこともお話していただきます。見逃すことのできないイベントです。御期待下さい。

第39回JBC フォーラム担当:田中裕子、鶴下直也

日時: 2008年 3月 28日(金) 6:00 pm 開場  6:30 pm 開始
場所: Morrison & Foerster LLP, conference room (enter from the main lobby)
参加費: $10 (食事代含む)
参加登録:下記リンク先のフォームよりお申し込み下さい。

第42回 JBC フォーラムの御案内

このフォーラムでは食品バイオをテーマとし、新年会で「イチゴとコーンは食べると危ない」との謎の言葉を残した須澤美幸さんをスピーカーに招いて、その謎明かしをしていただきます。環境ホルモンや内分泌撹乱物質と女性疾患の関わりについてのお話を伺うとともに、キャリアトーク的な側面も加え、須澤さんの研究者としてのキャリアに対して思うこともお話していただきます。見逃すことのできないイベントです。御期待下さい。

第39回JBC フォーラム担当:田中裕子、鶴下直也

日時: 2008年 3月 28日(金) 6:00 pm 開場  6:30 pm 開始
場所: Morrison & Foerster LLP, conference room (enter from the main lobby)
参加費: $10 (食事代含む)
参加登録:下記リンク先のフォームよりお申し込み下さい。